今までパワーアンプはC.E.C.の真空管アンプTUBE53を使用しておりましたが、このたび、トライオードのTRX-P88Sに変えました。A級シングルステレオパワーアンプで、キラキラと繊細で、かつ力強いいい音がします。
ぜひご来店の上、音を確かめてみて下さい。
NS-F901
今日はアマデウスのスピーカ、ヤマハのSoavo NS-F901を紹介します。
昨年夏、秋葉原でリファレンス音源のCD(クライバー指揮/ウィーンフィルのブラームス交響曲第4番、アルバン・ベルク弦楽四重奏団のベートーヴェン弦楽四重奏曲第15番)を持って、いろいろなスピーカを視聴しました。選ぶにあたっては、B&Wの中古のNautilus N802、TANNOY Turnberry/GRなども聴きましたが、最終的に最も空間的な広がりが感じられ、低域から高域まで素直に伸びていて、原音に近いと感じたこのスピーカを選びました。もちろん、同じ室内環境で同じアンプ、CDプレーヤで比較しないと正確な比較はできませんが、スピーカをアマデウスに持ってきた時にどのような音になるだろう、と想像しつつ、選んだのがNS-F901です。
ところで、昔、長岡鉄男さんというオーディオ評論家が、当時の海外のスピーカが実力以上に評価されている反面、国産のスピーカがそれほど評価されていないことを嘆かれていました。NS-F901は今長岡鉄男が聴いたらどう思われるでしょうか?少なくともアマデウスで聴く限りはすばらしい音を出してくれています。特にピアノ曲や室内楽曲を再生すると、まるでそこに楽器があるように感じられます。オーケストラ曲もホールで聴く音にかなり近いと思います。海外含め、いろいろなホールでいろいろなオーケストラの演奏を聴いている私が言うので間違いありません。
まだご来店でない方はぜひ来て聴いてみてください。
NS F901の情報はこちら。
https://jp.yamaha.com/products/audio_visual/speaker_systems/ns-f901/index.html
GT-2000
これから何回かにかけてアマデウスのオーディオの紹介をしたいと思います。
まず第1回はターンテーブルです。ヤマハのGT-2000という1980年代に作られたターンテーブルです。GTとはGigantic & Tremendousという設計思想で、とにかく大きくそして重たい。総重量28kg!店内に運ぶときもあまりの重さに大変でした。
また、普通LPレコードは直径30cmですが、GT-2000のターンテーブルは直径37.4cmと通常のターンテーブルのサイズよりもかなり大きくなっています。大きくすることで、大きな慣性モーメントを得ています。大きな慣性モーメントとは、簡単に言えば、回りにくく、止まりにくい。つまり安定した回転を実現しています。
レコードの音を拾うカートリッジは、DENONのDL-103です。NHKでもずっと使われていた、いわばリファレンスとなるカートリッジです。一部に「かまぼこ型」(低域と高域で音量が落ちる)などと陰口をたたかれたりもしますが、長年リファレンスとして使われたカートリッジだけあって、レコードを制作する方もこのカートリッジでの再生を念頭に音作りをしていたのではないでしょうか?もちろん、カートリッジを変えて音を変える楽しみもあります。今後アマデウスでも時々カートリッジを変えてみたいと思います。
GT-2000について詳しくはこちら https://audio-heritage.jp/YAMAHA/player/gt-2000.html
DL-103について詳しくはこちら https://audio-heritage.jp/DENON/etc/dl-103.html
本日も通常通り19時〜0時の営業です。ご来店をお待ちしております。